酸化したLDLコレステロール (注1)、糖尿病、高血圧、高ホモシステイン (注2) 血症などが心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化の主な原因になります。
酸化LDLコレステロール、高ホモシステイン血症、糖尿病による動脈硬化にはいずれも活性酸素が犯人なので、天然ビタミンEやビタミンCによる抗酸化アプローチが重要です。天然ビタミンEやEPA(魚油に含まれている成分)を至適量 (注3) 摂取することで、血栓の改善を超音波で確認できることも少なくありません。ストレス、喫煙、尿酸値が高い、歯周病菌やカンジダ菌 (注4) などの感染なども動脈硬化の原因になりますので、ストレスコントロール、禁煙、減量、菌の駆除なども重要になります。
注1 LDLコレステロール:細胞の膜などの材料になる重要な脂質、世間では悪玉コレステロールと呼ばれている
注2 ホモシステイン:ビタミンB6・B12・葉酸などの不足でメチオニンというアミノ酸からできる物質
注3 至適量:治療のために摂取しないといけない栄養素の量は、栄養不足の程度や病気の状態によって人それぞれ違うのでその人にとって最適な量という意味
注4 カンジダ菌 真菌(カビ)の一種で健康な人の消化管、皮膚、膣などにも棲息している。普段は悪さをしないが、免疫力の低下や腸内細菌の乱れなどで増えてきて悪さをする