精神疾患と決めつける前に
うつ症状を訴える人は年々増えています。心療内科で診察予約しようとしても2か月待ちとか新規の患者さんの受け入れをお断りしているところもあるようです。
うつの症状は下記のように多岐に渡ります。
どのようにうつと診断されるかと言いますと、精神科や心療内科の医師がアメリカの精神医学会が編集したDSM分類という精神疾患の分類と診断の手引書を基に問診をして診断をします。
該当する症状がいくつかあれば「うつ」と診断されてしまいます。
しかし、本当は、甲状腺機能疾患・貧血・タン白質やビタミンB群の欠乏などの有無を調べたうえでこれらの疾患を除外したうえで診断をしないといけませんが、日本では血液検査をせずにいきなり問診のみで診断してしまう場合が殆どです。
うつと診断されて抗うつ剤を処方されている方の中に、単なる鉄欠乏などの栄養欠損が原因である人がかなりの割合で含まれていると思われます。
ポイント | うつ症状の原因同定には血液検査が必須。ただし一般的な内科の血液検査では栄養不足の診断ができないので分子整合栄養医での検査がおすすめです。 |
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