月経困難症・月経痛(生理痛)

月経痛ですが、鉄・亜鉛・タン白質・ビタミンA・ビタミンC などが不足すると子宮粘膜の分化異常・機能低下がおきて痛みが強まります。
また子宮周辺の血流の悪化や子宮粘膜の過度の収縮も痛みの原因になりますので、血流改善にはビタミンE、子宮の過度の収縮にはγ‐リノレン酸の摂取が有効な場合があります。子宮粘膜に不足している栄養素を摂取し、子宮粘膜を強化することで根本的に生理痛を改善させることが可能です。

生理痛や生理不順のために安易にピルを処方する医師が多いですが、ピルの副作用(ビタミンB欠乏・肝障害・ガン・血栓等)を考えると到底お勧めできる治療方法ではありません。
ピルを飲むとビタミンBが欠乏してきますが、妊娠前・妊娠早期の女性でビタミンB の一種である葉酸が欠乏すると、二分脊椎という神経奇形の子供が生まれる確率が高まります。
WHO(世界保健機構)も、2分脊椎予防のために妊娠前から葉酸を摂取することを推奨しています。妊娠・出産を控えている若い世代の女性は安易にピルを飲まないでください。私なら自分の家族には絶対に飲ませません。

生理不順や無月経は、ストレス・ダイエット等による栄養欠損、過度の肥満、甲状腺機能異常、不規則な生活などでホルモン分泌の司令塔である視床下部の混乱が起き、働きが低下しホルモンバランスが崩れることが主な原因です。
人工的なホルモンを投与し、とりあえず生理を来させる治療をする産婦人科医が殆どですが、原因を除去せずに生理だけ来させても意味はありませんし、人工的なホルモンの投与によってホルモン調節システムの混乱が生じたり副作用の問題があったりしますのでお勧めできません。 まずは血液検査等で原因を探し、それを解決することが重要になってきます。栄養欠損の是正、ストレス解消、甲状腺機能の是正などにより、月経不順の多くは治ります。

  • 栄養素代:1~3万円/月
  • 推奨栄養素:ヘム鉄、亜鉛、タン白質、天然ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、天然ビタミンE、γ-リノレン酸