未来の医者は薬を使わず、食事を重視し、
病気本来の原因を探し予防するという、
人間の基本を大切にして治療するであろう
トーマス・エジソン 1847-1931
gdmクリニックでは、薬に頼らず、分子整合栄養医学に基づいた分子整合栄養療法にて、病気やお困りの症状の治療を行っています。
分子整合栄養医学とは、「人間の身体は全て食べた食事の栄養からできており、身体を構成する細胞に必要な分子(アミノ酸、亜鉛、カルシウム、鉄、各種ビタミンなどの栄養素)の不足や乱れが病気や老化の原因になるため、細胞の分子濃度(栄養状態)を正常な状態に整え合わせることで、病気や老化を治療・予防する」というものです。
この分子整合栄養医学の理論に基づき、詳細な血液検査で不足栄養素をチェックし、治療用に開発された高濃度のサプリメント(栄養素)を補充する治療のことを分子整合栄養療法といいます。簡単に言うと、慢性疾患の原因は細胞の栄養不足なので、不足しているアミノ酸、鉄、亜鉛、ビタミンなどを摂取して病気の治療や予防をするわけです。
しかし、栄養不足が病気の原因であるという事実を、一般の方はもちろん殆どの医師も認識していません。病気の原因が、細胞の栄養不足ですので当然ながら薬では治りません。現在行われている治療は、根本的に病気の原因を正すものではなく、症状を抑えるだけの対症療法にすぎません。薬を飲んでも病気が治らない、症状が改善しない、薬の副作用で余計に体調が悪化した、今の治療方法に疑問や不安がある、といった方に是非おすすめの治療方法です。栄養素を用いた治療ですので、薬のような副作用もなく、安全安心です。
当院で治療可能な疾患は、不妊症、月経不順、女性のうつ症状、慢性疲労、頭痛、アトピー性皮膚炎、湿疹、にきび、アンチエイジング、関節リウマチなどの膠原病、癌の再発予防など多岐に渡ります。栄養欠損が発症の一因になっている疾患なら、どの科の疾患でも対応可能です。
今の日本人の食事は、炭水化物に偏り、タン白質やビタミン・ミネラルは大幅に不足しているのが実情です。丸の内のOLは終戦直後の日本人よりも栄養不足の人が少なくないとNHKの特集でも放送されていました。食糧は容易に調達できるようになった半面、仕事、家事、育児に追われ手軽に食べられるものを選んでしまうことが大きな要因のようです。しかし技術がいくら進歩しても人間の身体は食べた栄養でしかつくられません。自分の身体がどういった栄養から成り立っているのかをきちんと認識すれば自ずと適切な食事内容になるはずです。
まず詳しい問診を行って検査項目を決めます。詳細な血液検査を実施し、検査項目の生化学的背景を考えながら血液解析を行います。一般の医療機関で血液検査しても「異常なし」と言われた人でも、当院の検査で殆どの方は栄養不足と診断されます。検査結果の横にある「基準範囲」に原因があるのです。基準範囲=正常範囲と勘違いしている人が殆どですが、基準範囲は平均値の標準偏差の±2倍で決められますので、検査した人の95%が入るようになっているのです。人間の身体は食べた栄養でできていますが、血液検査の各項目も栄養からできていますので、基準範囲に入っていても平均以下のものは栄養不足と考えてデータを読んでいきます。
血液検査結果に不足の程度に応じて栄養素の摂取量を決めますので、一人一人摂取する栄養素の種類や量は違います。同じものを食べていても血液データは千差万別です。消化や吸収能力の違い、ストレス、運動量、栄養の需要の差(ビタミンBなどは1~20倍の需要の差がある)などが関係します。ですからこの疾患、この症状には一律これを何粒飲めばいいという単純なものではありません。血液データが理想的な値に近づくまで摂取量を増やさなければ意味がないのです。栄養療法はドーズレスポンス(容量依存性)的に治療効果を発揮するので、少ない量をいくら長期間摂っても病態は改善しません。早期に治療効果をだすためには量的に多いと思われるかもしれませんが、処方通りの飲み方をしていただくことが重要になります。また副作用を心配される方もいますが、食品中の栄養素を濃縮しているのと同じなので副作用については心配不要です。詳しく言うと、薬は人間の細胞内に存在しない分子なので解毒排泄しないといけませんが、アミノ酸やミネラルなどは細胞を構成する成分(生体内分子)なので解毒排泄する必要はなくそのままの形で細胞形成に利用できるので副作用は起きないのです。
市販のサプリメントは治療用に開発されていませんので含有量が少ない、栄養素の組み合わせがよくない、吸収率が悪い、などの問題があり治療には適していません。アメリカ製のサプリメントを個人輸入されて自己流で栄養摂取している方も少なくないですが、残念ながらなかなかいい結果はでていません。先ほども書きましたが、容量依存性に治療効果を発揮するので少ない量だと治療効果がでません。含有量は一見同じでも、分子量が大きく吸収されにくい、栄養素の組み合わせが不適切(亜鉛だけとか鉄だけだと他の栄養素の値に悪影響を与える)だと血液データがなかなか改善しないのです。