たるみ毛穴

肌の土台となる真皮のコラーゲンやエラスチンが老化や栄養不足によって減少すると、毛穴が下へたるんできて目立ってきます。これがたるみ毛穴です。コラーゲンやエラスチンは栄養から体内で作られます。コラーゲンはどこで作られるかと言うと、繊維芽細胞という細胞から作られます。この繊維芽細胞がきちんと作られるためには亜鉛やビタミンＡが必要です。そしてコラーゲンはアミノ酸、鉄、ビタミンＣなどを材料として繊維芽細胞で作られます。コラーゲンを支えているのがエラスチンという弾性繊維です。エラスチンの材料はアミノ酸です。ビタミンＡ、亜鉛、アミノ酸、鉄は肉に多く含まれていますので、肉を避けていると肌がたるんできます。また紫外線はエラスチンを変性させてしまうので過度の日焼けは禁物です。また砂糖や精製された炭水化物は血糖が急上昇しタン白質にひっつきます。これを糖化といいます。糖化されたコラーゲンやエラスチンは変性してしまい弾力を失ってしまいます。
コラーゲンのドリンクを飲んでもそのまま皮膚のコラーゲンにはなりません。胃酸や消化酵素で分解されてしまうからです。たるみ毛穴の予防や改善には、肉をしっかり食べる、ビタミンＣを１日５ｇ目標に摂る、血糖が急上昇する糖質（ＧＩ値が高いもの）は控える、紫外線ケアをする、月経で鉄不足になっている女性はヘム鉄を摂る、といったことが重要になります。