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栄養療法は最強の妊活です

妊活という言葉をよく耳にします。妊活とは、「妊娠についての正しい知識をつけ、自分の体の状態を把握し、妊娠するために前向きに活動すること。将来、自然に妊娠しやすくするための体作りや生活スタイルを整えること」だそうです。しかし、多くの方は妊活=不妊治療と考え、なかなか妊娠できなかったらすぐに婦人科で不妊治療を受ける人が多いように思います。
妊活の定義に従えば、まずは体作りをしなければいけませんが、体作りをすっ飛ばして高度な不妊治療を受けている人が多いです。栄養状態が悪い女性が顕微授精で妊娠出産するのは、全くトレーニングを受けていない素人がいきなり高い山に登るのに等しいことだ、と私の著書「妊娠体質になりたい人は肉を食べなさい」にも書きました。女性ホルモン、子宮内膜も栄養がないと作れません。おいしい野菜やフルーツを栽培しようと思うと日光や栄養を多く含んだ土が重要であることはみなさん知っておられると思います。新しい命を授かろうとする場合も同じく栄養が重要なのです。
「妊活か、仕事か」で悩んでいる女性が多いとのこと。産婦人科的な不妊治療は、妊活の定義からずれるので正確には妊活にはあてはまらないとおもいますが、産婦人科的な妊活をするとなると通院しないといけないので仕事との両立は難しくなることも珍しくありません。しかし、栄養療法による妊活は通院する必要が殆どない(3~4か月に1回血液検査に来ていただくくらい。関東などの遠方にお住まいの方は近くの医院で血液検査をしてもらえるところを見つけてそこで受けたデータを送る遠隔診療も可)ので仕事との両立もできます。妊活をする場合は、まずは妊娠に必要な栄養は何かと知ること、そして食事内容を見直し、ストレスコントロール、禁煙、休息などのライフスタイルの見直しも必要になります。最強の妊活は、分子整合栄養医学的な血液検査を受けて不足している栄養素をしっかり摂取することです。

私の著書「妊娠体質になりたい人は、肉を食べなさい。」