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精子を増やす食材

精子の数が過去数十年にわたって減少していることが、複数の研究で報告されています。環境ホルモンなどの影響をよく言われますが、今回、米国のHarvard Schoolが、食物と精液の質に関する研究結果を発表しました。精液の質については、精液量・精子濃度・総精子数・運動率と前進運動率から算出した精子の運動性で評価したそうです。精子の質は、赤身肉、白身肉、魚肉のいずれの摂取でも影響はなかったとのこと。逆に、貝類の摂取で精子の運動率および前進運動率が上昇することが示されたそうです。貝類という大きなくくりでしか書かれていないのでどんな種類の貝を食べたかは不明です。ただ、貝類全般に多く含まれている栄養素は、亜鉛・タウリン・ビタミンB12なのでこ、れらの成分のどれかが精子の質を高めてくれているのだと思います。亜鉛は精子の運動性を高めることは有名なので、当然の結果なのかもしれません。逆に精子の質を下げた食材は内臓肉(レバー)だったそうです。レバーに含まれている栄養素が悪さをしているというよりは、環境ホルモンなどが蓄積しやすい部位なのでそれらが影響したのかもしれません。