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やみくもにサプリメントを飲んでも効果はでません。またいろいろな種類の栄養素含有とかミネラルをバランスよく配合などと謳っているサプリメントもよく見かけますが、栄養素の種類が多い必要もバランスよく配合される必要もありません。師匠はビタミンA、B群、C、D、E、亜鉛、CaMg、ヘム鉄など単体でサプリメントを製造されていました。しかもどれもが含有量の多い設計です。栄養療法は、細胞の分子濃度の乱れを是正し代謝を正常化することで症状や病態を改善させる治療です。不足している栄養素は個々人違います。性別、年代などでも大きく違ってきます。また不足の程度も人それぞれ違います。ですから血液検査でどういった栄養素がどれくらい不足しているのかを調べる必要があります。不足栄養素があれば、細胞の分子濃度が是正されるだけの至適量を摂取しなければ症状・病態は改善しません。含有量が少ないマルチビタミンミネラルを飲んで治りません。鉄なら鉄をドカーンと処方しないと症状はよくなりません。また鉄は吸収率に個人差があるので同じような血液データでも2、3ケ月後のデータの改善程度は人それぞれ違います。データが改善するだけの量を摂取するのがその人にとっての至適量になります。
栄養療法は容量依存性に効果を発揮するのでとにかく処方案の通りに摂取していただくのが改善・治癒への近道になります。