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貧血かどうかはヘモグロビンの値を調べます。ヘモグロビンが基準値以下なら貧血と診断されます。健康診断ではヘモグロビンの測定のみで、フェリチン(貯蔵鉄)や血清鉄は調べません。内科や小児科でもフェリチンを調べないところが多くあるようです。またフェリチンを測定したとしても、基準範囲内に入っていれば異常なしと診断されてしまいます。基準範囲で鉄の過不足を判定していては治せるものも治せません。分子整合栄養医学では独自の基準値を設けて診断治療を行っています。
貧血があった場合、治療は鉄剤の治療になります。鉄剤で一応ヘモグロビンは基準範囲内な改善することが殆どですが、ヘモグロビンが基準範囲内になっても倦怠感などの症状がとれません。フェリチンが増えないとエネルギー産生が改善しないからです。保険の鉄剤ではフェリチンがなかなか増えませんので、治療用のヘム鉄の摂取が必要になります。フェリチンが増えると色々な症状が改善してきます。