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合格しました

朝起きにくい・気力の低下・字は見えるけれど文字の意味が頭に入ってこない、などの訴えでgdmクリニックを受診された中学校の生徒さんがおられました。鉄などの不足栄養素をしっかり摂取して症状がよくなっていくにつれ、成績もどんどんよくなっていっていると言われていました。そして本日お母様から「無事志望高校に合格しました」という嬉しい連絡をいただきました。
うちの次男は今日が中学校の卒業式でした。次男は鉄などの栄養素の補充をしていたので学校に行けないということはおかげさまで全くありませんでしたが、なんせ自宅学習が中1、中2の時はほぼゼロだったので、地元の公立中学校で平均以下の成績でした。中3の夏から塾で真面目に勉強した成果なのか、絶対合格しないと言われていた志望高校に奇跡的に合格しました。
健康だったらやる気になれば勉強できますが、栄養欠損状態だと勉強したくても力がでません。登校できないと授業にもついていけなくなります。また、鉄欠乏になると記銘力・思考力・計算力・単語認識力などが低下するケースをよく見かけます。鉄欠乏でドパミン合成が低下して意欲の低下も起きます。
中学校は義務教育なのでちゃんと出席できていなくても卒業できますが、高校は出席日数が足りないと進級・卒業できません。進級・卒業・受験にはタイムリミットがあるのでゆっくり治しているヒマがありません。成長期は骨・筋肉・血液に栄養が多く使われ栄養欠損になりやすい時期です。朝起きられない・元気がでない・思考力の低下などの症状が見られた小児科や内科を受診した場合、起立性調節障害という変な病名をつけられ昇圧剤の処方をされますが、血圧が低いことが根本原因ではないので薬では治りません。できるだけ早急に適切な治療を受けられることをお勧めします。