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「“プレコンセプションケア”を知っていますか?」

NHKの今日の健康でプレコンセプションケアについて解説されていました。“プレコン”(プレコンセプションケア)は、「妊娠前からの健康管理」という意味で、若い男女が将来のライフプランを考えて、日々の生活や健康と向き合うことです。身体の仕組みを知らない人が非常に多いです。私は仕事柄、身体と栄養の関係性について勉強しています。しかし、医者でもあまり栄養を細胞・組織・臓器・身体との関連性は分かっていません。医学部でそういう教育を受けないので、人間の細胞を構成しているのが分子=栄養素という認識がありません。以前gdmクリニックで勤務していた看護師が、不妊は栄養と関係が深いということを聞いて「妊娠と栄養に関係性があるなんか知りませんでした」と驚いていました。卵子は毎日減っていっており、妊娠できる卵巣年齢にタイムリミットがあるといことを知らない女性もいるようです。見た目を若く保てていたら大丈夫だろうとか、毎日ランニングや筋トレをして身体を鍛えているから大丈夫、と思っている女性もいるようです。
食事内容が非常に重要ですが、幼少期に食が偏っているとそのまま大人になっても偏食の人が多いです。特にタン白質・鉄・ビタミンB群・亜鉛などを多く含む肉や魚の摂取が重要です。しかし、肉は健康に悪い、野菜がヘルシーと誤解している人も特に女性に多いように感じます。食を抜くのも栄養欠損になる一因です。1日3食、1年で1000食以上食べます。日々の食事を適切にするかしないかで大きな差ができます。
食事に重要性、身体全体の仕組み(身体はどういう栄養素から成り立っているの)、そして女性の場合は卵巣・女性ホルモンと栄養素との関連性も子供のころから知っておくほうがいいです。そのことを学ぶには私の著書(妊娠体質になりたい人は、肉を食べなさい。」がお勧めです。