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心療内科に行く前に

中学生・高校生のお子さんが、「朝起きられなくなった」、「学校に行けなくなった」、という場合は親御さんは自分の子供にいったい何が起きたのだろうかと心配になります。何科を受診すればいいか分からない人も多いようです。小児科、内科に連れて行くケースが多いと思いますが、心の病気と思い心療内科に連れて行く場合も少なくありません。小児科や内科を受診した場合、「起立性調節障害」と診断されるか「血液検査は異常なしです。心療内科を受診してください。」と言われる場合が殆どです。心療内科を受診すると間違った診断名(うつ病・適応障害など)をつけられて抗精神薬を処方されてしまうことが多いので要注意です。心療内科の薬には副作用が多くあり、内服することで逆に体調崩すケースがよくあります。またいったん内服すると止めるのが大変なケースもよくあります。依存性や断薬症状がでるなどの問題です。
思春期の体調不良の多くは栄養欠損が原因です。思春期に身体が急激に大きくなり、鉄たタン白質などの栄養が成長にたくさん使われて一気に栄養不足になってしまいます。エネルギー産生をするミトコンドリアには鉄が必要なので、成長期にはエネルギー産生がスムースに行かなくなることがよくあります。これが、朝起きられない・血圧が下がる大きな原因なのです。
思春期の体調不良の場合、まず相談すべきは分子整合栄養医なのです。朝起きられない・元気がでない・頭が痛い、といった症状のお子さんは栄養欠損の可能性が大ですので、是非ともご相談ください。