blog
胃・大腸・乳・肺癌などの固形癌が見つかった場合、手術が必要になります。ステージによっては術後に抗癌剤やホルモン療法などが必要になります。手術も成功し抗癌剤治療も受けたけれど残念ながら再発するケースが少なくありません。正しくは再発ではなく、微小残存癌の顕在化と言うべきかと思います。漿膜や乳管を癌が超えて浸潤していたりリンパ節転移があったりすると手術ではとりきれなかった微小癌が体内に残存しています。この微小残存癌が術後に大きくなりCTや超音波などの画像検査で見つかるようになると再発という診断になります。
ではどうすれば微小残存癌をやっつけることができるのでしょうか。標準治療(抗癌剤)だけでは不十分なので別のアプローチをする必要があります。巷で最近よく行われているのが高濃度ビタミンC点滴です。ビタミンCの血中濃度を高めると癌の増殖が抑制できるからです。しかし、高濃度ビタミンC点滴をするだけでは不十分なのです。高濃度ビタミンC点滴よりも重要なのは、基礎栄養力・免疫力を高めることです。そのためにはヘモグロビンやアルブミンを高値に維持することが何より重要です。その他には、癌細胞の顔つきをよくする分化誘導療法も欠かせません。またグルカン・フコイダン・FK23菌によるアポトーシス療法(癌を自殺においやる)などの併用も欠かせません。
とにかく早期に徹底的に微小残存癌をたたくことが重要です。そのためには術後早期にこれらの治療方法を行うことが望ましいのです。抗癌剤と併用も可能です、むしろ併用した方が効果が高まります。