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先日ヤフーニュースに「学校に行きたくても行けない」つらい症状を抱える14歳少女の生活を日テレのニュース番組every.16時で放映した内容の記事が載っていました。タイトルは、中学生の10人に1人が発症「起立性調節障害」……14歳少女に密着「知ってほしい私のこと」思いを発信『every.16時特集』でした。起立性調節障害という病名は正しく病態を現していないので本当は使いたくないですが、一般的に認知されている病名なので仕方なく使います。日テレもこの記事を書いた記者も、朝起きられない本当の原因を分かっていません。自律神経の問題ではありません。記事に対して精神科医がコメントを書いていますが、全く彼らも本質を分かっていません。ミトコンドリアのことは中学の理科で習うはずですので、中高生ならミトコンドリアがどういう小器官か知っています。成長期に鉄などの栄養素の需要が亢進して栄養欠損に陥り、エネルギー産生がうまくいかなくなることが病気の本態であるということに気が付かないのか?人間の身体の仕組み、細胞の仕組み、どの細胞、どの小器官にどういった栄養が必要なのかを勉強すれば、病気の原因が分かるはずです。しかし、医者の多くは栄養欠損という概念を学んでいないので栄養欠損で病気を発症するということを知りません。私もえらそうに書いていますが、勤務医の時は知りませんでした。医学部でそういう講義はなかったからです。開業してから師匠に出会い、分子整合栄養医学を学んでいるうちに朝起きられない原因が自ずと分かりました。
登校できない児童生徒さんの一番の原因はエネルギー産生不足です。男子の場合、成長が止まれば栄養の需要が落ち着き自然と治るケースが多いです。ただ、栄養欠損以外の原因の子も意外と少なくないのでその見極めをする必要があります。血糖の乱高下、スマホ中毒による夜更かし、などでも朝起きられなくなりますので。
ひとりでも多くの方に本当の原因を知って欲しいです。栄養欠損が原因ならば適切な栄養アプローチで必ずよくなりますので。