成績急降下の原因は鉄欠乏か？

鉄は血液の材料であることは皆さんご存知だと思います。体内の鉄の３分の２はヘモグロビンの材料として使われます。しかし、鉄には造血以外にも重要な役目があります。脳神経の機能維持に欠かせません。思春期に急激に背が伸びたり、女子の場合月経が始まったりすると一気に鉄欠乏に陥ります。鉄欠乏によって起きる症状は多彩で、人によってでる症状が違ってきます。朝起きられない、疲れる、気力の低下、気分の落ち込み、訳もなく涙がでる、頭痛などがよく見られる症状です。その他には、計算能力の低下・思考力の低下・記憶力の低下などを訴える人もいます。中学生・高校生が頑張って勉強しているのに成績が落ちている場合、鉄欠乏が関係している可能性があります。鉄欠乏を放置したままいくら勉強を頑張っても成果はあがりません。夏休み中に鉄欠乏を治して２学期を迎えるようにしてみてください。