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微熱の原因

慢性的な疲労や倦怠感で受診される患者さんの中に、「37℃代の微熱が続く」、と訴えられる患者さんが結構いらっしゃいます。一般内科的にはまず感染症を疑います。昔でしたら結核が有名でした。結核は過去の病気と思っている人が少なくありませんが、最近また結核患者さんが増えてきているので気を付けないといけません。感染症以外でも微熱が出る原因にはいろいろあります。全身性エリテマトーデスなどの膠原病や白血病なども鑑別に挙げられます。呼吸器内科、膠原病内科、血液内科的な検査でいずれも異常がなければ、分子整合栄養医の出番になります。鉄欠乏、機能性低血糖症、遅延型アレルギー、慢性疲労症候群などが原因であることが多いです。同じ微熱でも治療方法がすべて違ってきますので、まずは何が原因かを突き止めることが重要です。