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成功率の低い日本の体外受精

日本産婦人科学会の調査によりますと、2015年の日本の対外受精件数は42万4151件で、生まれきた赤ちゃんは5万1001人で成功率は12%に満たないそうです。海外の成績と比べると圧倒的に日本の体外受精の成功率は低いのです。このことは私の著書「妊娠体質になりたい人は、肉を食べなさい。」にも書きました。なぜ成功率が低いのかと言いますと、栄養不足の日本人が多いためだと考えています。何度かブログにも書きましたが、日本人は10代~30代の女性で痩せている人が多く、痩せと言われるBMI18.5未満の割合が20%近くいます。痩せていなくても、炭水化物中心の食事をしている人は細胞レベルで栄養不足になっていることが多いです。つまり、日本人の不妊治療の成功率が低いのは栄養不足が背景にあるからなのです。
分子整合栄養医学的には、卵管、卵巣、子宮、精子などに問題かなければ、細胞レベルでの栄養不足を是正することで大半の方は妊娠可能だと考えています。不妊治療は費用が高額です。失敗しても料金が発生します。何回も体外受精をして貯金を食いつぶしたという話もよく聞きます。まずは食事を見直し、食事だけでは不足する栄養素は治療用のサプリメントを摂取して細胞レベルでの栄養不足を是正すれば多くの方は自然妊娠が可能です。栄養療法はまだ不妊治療の選択肢の一つに考えている人が少ないですが、非常に効果的で副作用や痛みを伴う手技もなく頻回通院も不要な治療です。是非、高度な不妊治療をお受けになる前にご相談ください。