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自分のデータは平均と比べてどうか?とか、この栄養素の標準的な摂取量はどれくらいか?と聞く人がいまが、平均や標準量など聞いてもあまり意味はないですし、そもそも平均や標準量はなんぞやということになります。血液検査で平均はだせますが、女性の平均と男性の平均は違います。特に鉄の貯金量は違いが大きいです。また女性でも生理がある年代と閉経して何年も経っているかでは平均が大きく違ってきます。性別、年齢は関係なく理想的な栄養濃度がありますので、分子整合栄養医学では独自のカットオフライン(目標値)を設定して血液データを読んでいきます。血液データに応じて処方量を変えますし、再検査でデータの改善が悪い人には摂取量を増やしたりして、個人個人に応じた量を探っていきます。ですから他の人の値や栄養素の摂取量と比較しても意味がないのです。
症状が改善するだけの量、血液データが改善するだけの量を摂ることが重要になります。その量のことを至適量といいます。至適量は個々人違ってきます。