化粧かぶれ

電話予約の際にアトピー性皮膚炎の治療を希望と言われていた人が、いざ診察してみると皮膚炎の状態がアトピー性皮膚炎ではないというケースが時々あります。頬、目の周りの赤みが主で、典型的なアトピー性皮膚炎でよく見られる首、肘、膝関節などはきれい、発症時期は最近（成人してから）という感じです。問診すると、だいたい化粧品を変えたという人が多いです。そういう場合、化粧品による接触性皮膚炎=化粧かぶれを一番に疑います。念のため、血液検査で膠原病や内臓機能異常がないかと確認します。化粧品かぶれを疑うので今日から化粧を止めてくださいとお伝えします。血液検査結果を聞きに来てもらうまでに数日かかりますが、結果を聞きに来たときには顔の赤みはほぼ消えているということをよく経験します。化粧品が原因ならそれを止めるだけで綺麗になります。サプリメントはもちろん薬など不要です。
綺麗にするための化粧品が以外とお肌にはダメージを与えることが多いのです。真の美肌は内からです。つまりアミノ酸・鉄・ビタミンＡ・ビタミンＣ・亜鉛などの栄養が欠かせません。