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薬の副作用を念頭に

はじめて受診される方にはいろいろと問診をします。他院で薬を処方されて飲んでいるかどうかも重要な質問事項です。というのも体調不良の原因が薬の副作用であることが少なくないからです。特に精神科領域の薬と婦人科の薬に副作用が結構あります。向精神薬で倦怠感や眠気がよく見られます。婦人科の薬の中では偽閉経療法をしている人に副作用の症状がよく見られます。薬で閉経させるので更年期の状態になります。うつ症状がでることも珍しくありません。
どうしても薬を使わなければいけない病態もありますが、薬を使う必要性がない人にも処方されていることが少なくありません。また栄養療法や食事制限で十分症状が改善する人も多いです。薬には主作用以外に多かれ少なかれ副作用がありますので、薬の服用を慎重に行うべきだと思います。といっても医学的知識が少ない一般の人には何がいいか悪い科よく分からないかもしれません。向精神薬は断薬症状があるのでやめようにもなかなかやめられません。薬の服用に抵抗がある方は、分子整合栄養医の診察を受けてから薬の服用について決められるのがよいかと思います。