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医療機関を受診する動機としては、痛い・痒い、という症状が多いように思います。痒いのも痛いのもストレスになります。夜も眠れなくなります。だるいという症状も受診動機にはなりますが、予約する気力、受診する気力がでないのでなかなか受診に至らず、家でじっとしている人が多いのではないかと思います。
痛みに関しては痛みどめを使うケースが多いですが、対症療法に過ぎません。痛みの原因(鉄欠乏・脳腫瘍・胃潰瘍・癌・膵炎・子宮内膜症など)を突き止めてそれに対する治療を行うべきです。医療機関を受診せずドラックストアで痛みどめや胃薬を買ってその場をしのぐ人も多いですが、原因精査をきちんとしないと手遅れになる病気もあります。
痒みの原因として多いのは皮膚炎や湿疹などの皮膚疾患です。皮膚の痒みを止めるにはステロイドかプロトピック軟膏などの免疫抑制剤になります。しかし、免疫抑制剤を使うとリバウンドや皮膚萎縮が起きて難治性の皮膚炎になるのでお勧めできません。原因を探り(かぶれ・ストレス・栄養不足・アレルギーなど)根本的な問題解決をする方が長い目で見ると早く良くなるケースが多いように思います。
痛みの原因・痒みの原因をきちんと調べて根本的な治療を受けることをお勧めします。