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日本人の2人に1人はがん(癌)になると言われています。昔と違ってがんの部位も変わってきています。昔は胃がんや肝臓がんが多かったですが、男性の罹患数1位は前立腺がん、女性の1位は乳がんですが、男女合わせた罹患総数1位は大腸がんです。大腸がんや乳がんなどの固形がんはステージにもよりますが切除が基本です。術後はステージに応じて抗癌剤やホルモン治療を行うようになります。術後心配なのは再発です。正確には手術した時点で既に存在していた微小がんの顕在化(画像検査などで写らない小さながんが大きくなって画像で分かるようになる)と言った方が正しいかと思います。特にある程度進行した乳がんは全身にがんが散っていると考えて対処すべきです。術後10年目に骨転移で見つかることは珍しくありません。
微小残存がんを術後早期に徹底的にたたくことが再発予防に欠かせません。抗がん剤やホルモン治療も適度に行うべきですが、それでけではどうしても再発してしまうことが少なくありません。また抗がん剤の副作用(白血球減少、嘔気など)で治療が中断・中止になる人も結構います。保険診療において白血球減少や嘔気などを抑える薬はありますが、根本的な治療ではなく対症療法になります。分子整合栄養医学では、白血球減少や嘔気を抑える強い道具があります。抗がん剤の副作用を軽減しつつ、分化誘導療法・アポトーシス(がん細胞の自殺)療法・高濃度ビタミンC点滴などを組み合わせて術後早期に治療を行うことで、微小残存癌をたたき再発を予防することは十分可能になってきています。再発がわかってから治療を開始しても効果がえらにくいので、術後早期に治療を開始されることが重要になってきます。抗がん剤治療と平行して行う方がより効果的です。