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動悸がする、という訴えの患者さんの大半は女性です。動悸の原因は様々です。心臓(不整脈)、甲状腺機能亢進症、緊張、貧血、更年期障害などがで起きます。動悸がすると循環器内科を受診するケースが多いです。心電図検査を行い不整脈の有無、脈拍数などを調べますが、心電図で異常がないことがよくあります。受診した時に既に動悸が治まっていれば心電図検査にはでませんので、ホルター心電図という24時間持続で心電図検査をする器械を装着して詳しく調べます。
ホルター心電図検査で、心臓が原因の脈拍増加がない場合、循環器内科医は精神的なものと考え心療内科受診を勧めます。いわゆる貧血(ヘモグロビンが基準値以下)になっていなくても鉄の貯金が少ないだけで動悸を感じることがよくあります。低血糖でも動悸を感じることがあります。しかし、循環器内科医は鉄欠乏や低血糖症で動悸を感じることがあるのを知らないので、精神的な問題と考えてしまいます。
循環器内科で心臓や甲状腺機能に問題がないと言われたけれど動悸続くと言う方は是非ご相談ください。