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運動は健康にいいと言われてきましたが、具体的に何がどういいのかはよく分かっていませんでした。最近の研究では、筋肉がマイオカインという生理活性物質を複数産生しており、これらが色々な働きをしていることが分かってきました。現在マイオカインは30種類以上見つかっているそうです。SPARCというマイオカインは加齢により低下し運動によって増えますが、運動によって筋肉中で増えたSPARCが血流を介して大腸に到達し、大腸がんの細胞を認識しアポトーシス(細胞死)に導くことが分かっています。その他にはイリシンというマイオカインは脳に運ばれると神経細胞を活性化させると考えられており、アルツハイマーのリスクを軽減させている可能性があります。その他には脂肪肝、糖尿病、動脈硬化などを抑制するマイオカインも存在していると考えられています。
運動ですがあまりハードにやり過ぎるとこれまた不健康になりかねません。がんや認知症予防のためにスクワットやダンベルなどによる筋トレなどを無理のない範囲で行うようにしてください。