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デンマークの産婦人科医が、染色体正常流産を繰り返す不育症患者さんに対して膣微生物叢移植で不育症治療が成功したと報告しました。正常な膣内細菌叢はLactobacillus属で構成されており、PHは4.5未満に維持されているそうです。Lactobacillus属以外の細菌が優勢になった場合、体外受精の流産、前期破水、早産などのリスクが上昇します。研究ではLactobacillus属優位の女性の膣微生物叢移植を行ったところ、Lactobacillus属優位な状態が保たれ自然妊娠し、出産したとのこと。
流産や不育症を繰り返す患者さんに対しては産婦人科でもよく子宮内フローラの検査をしているようです。gdmクリニックでも子宮内フローラの結果が悪いと言われた患者さんには、子宮内フローラ改善のための栄養素を処方しています。何度体外受精をしても着床しない、流産を繰り返す、などでお困りの方は膣子宮内フローラの改善をされることをお勧めします。