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患者さんから飲む日焼け止めに効果についてどう思うか聞かれました。私の概念には日焼け止めは塗るものしかないので「なんですか、飲む日焼け止めって?」と逆に患者さんに尋ねました。さっそくネットで調べるといろいろ販売されているようで驚きでした。ある女性雑誌が飲む日焼け止めの特集を組んでいて、スタッフや読者モデルが使用した感想を書いている記事がありました。飲むと日焼けをあまりしなかったとか、指輪の跡がつかなかった、といったコメントが書かれていましたが、ほんまかいなとその効果を疑います。
飲む日焼け止めに含まれている成分はポリフェノール、カロチノイド、ビタミンCなどです。抗酸化物質でシミの生成を抑えるのが目的のようです。私もビタミンCやアスタキサンチン・クリプトキサンチンなどのカロテノイドはしっかり摂取していますが、庭仕事すると日焼けはします。やはり日焼けを防ぐには物理的に紫外線をブロックすること(日焼け止めを塗る、遮光の服を着る)です。ちなみに日焼け止めには①化学物質で紫外線を吸収するタイプ②亜鉛などの金属で紫外線を散乱さえるものがあります。①の吸収するタイプのものは化学反応をおこして肌トラブルの原因になるので②の散乱させるタイプの方がお勧めです。