妊娠には栄養が不可欠

人間は他の生物と違う特殊な存在だと勘違いしている人がいますが、生命の営みの部分は他の動物と基本的に変わりありません。うちの愛犬サンジ君は朝になると目覚め、トイレに行ってから食事をします。朝から元気です。夕方は散歩をしてから食事です。食欲旺盛でよく食べます。メニューは鶏肉、野菜、おからなどです。そして夜になるといびきをかきながら寝ます。スマホはしません、夜更かしもしません、甘いものも食べません。
しかし、人間様は肉が苦手という人が結構います。そして自然の動物が食べないパン、麺類、スイーツが好きな人が多いです。犬でも飼い主に甘やかされてお菓子やパンなどを食べている場合は、人間様と同じようにアトピー性皮膚炎などの病気になっていますが。また、野菜がヘルシーだと思い込み、自分だけでなく子供にも野菜をたべさせようと躍起になっているお母さんも少なくありません。人間はウシのような特殊な胃腸を持っていないので草だけ食べていると不足する栄養がでてきます。
夜更かしする人も多いです。運動不足がちでもあります。運動を全くしない人がいる人がいるかと思えば、トライアスロンやフルマラソンを好み大量に活性酸素をださせることをする人もいます。ハードな運動は不妊の原因になります。
受精するにもエネルギーが必要ですが、エネルギー産生には当然栄養が必要です。卵巣や精巣機能を維持するのには複数の脂溶性のビタミンが欠かせません。脂が身体に悪いと思って避けている人もいますが、そんなことをすると性腺機能機能低下が起きてしまいます。
１日３回食事を摂る、スムージー・パン・おにぎりなどの糖質だけ摂取をするのではなく毎食卵・肉・魚・豆などのタンパク質を食べる、女性は特に妊娠に必要な栄養素を多く含んでいる肉を食べる、という普通の食事を心がけてください。ただ、生理の関係などでどうしても女性は栄養不足に陥りやすいので、血液検査で栄養欠損が顕著な場合は治療用の高品質なサプリメントの補充が必要になります。市販のもの、産婦人科医監修のものでもデータ改善が得られない場合が殆どで、サプリメント選びは非常に難しので経験と実績のある栄養療法医の勧めるものを摂取していただかないとなかなか妊娠に結びつきません。
検査しても特に異常がないけれどなかなか妊娠しないという方は、細胞の栄養欠損がある可能性が大です。是非ご相談ください。