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目の周りが赤く腫れる、顔や首が痒い、といった症状の患者さんが3月になってから増えています。この時期スギ花粉が大量に飛散しており、花粉皮膚炎を疑います。鼻水やくしゃみなどの典型的な花粉症の症状がでず、皮膚症状だけがでるのでなかなか花粉の影響だと気づかない人も多いようです。
栄養療法的には、皮膚のバリア機能を強化する治療になります。タン白質、ビタミンA、亜鉛などが特に重要です。また顔や皮膚などの露出部に花粉皮膚炎は出やすいので、春ですが皮膚を隠す服装がよいです。ステロイドを塗ると皮膚萎縮が起き余計に皮膚のバリア機能が低下してしましますので、薬を使う場合は、抗ヒスタミン剤の内服にとどめておいた方がよいです。