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ビタミンD

食事からのビタミンD摂取量と死亡との関係を調べた結果、女性や緯度の高い地域(岩手、秋田、新潟、長野の各県)に住む人では不足によって死亡リスクが高まるらしことが全国の住民を対象とした専門家チームの分析でわかり、論文報告されました。逆に食事からのビタミンD摂取量が多いと脳梗塞(こうそく)や肺炎による死亡のリスクが低くなる傾向が見られたそうです。ビタミンDは骨形成、免疫能維持、分化誘導などに欠かせない栄養素です。免疫能を高めるので肺炎などの感染症の予防になるのは当然の結果だと思いますが、脳梗塞の発症を抑える機序を調べたところ、ビタミンDは血管拡張や血小板凝集抑制作用を持つPGI2の合成に関与するそうなので、このあたりが脳梗塞発症抑制につながっているのだと思います。