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体外受精などの高度な医療技術を使った不妊治療には抵抗があるという方は、漢方治療や整体治療を選択されることが多いようです。漢方薬はホルモンバランスを整えたり血流をよくしたりする作用がありますし、整体や鍼灸も骨盤のずれや血流を是正したり自律神経のバランスを整えたりする作用があるので、これらが原因で妊娠しにくい方には有効な治療方法だと思います。しかし、栄養不足がある場合は、まずはこちらを必ず是正しないといけません。漢方や鍼灸整体には栄養不足を直接是正する力はないからです。血流をよくしたり胃腸の働きを整えたりして栄養の吸収をアップさせることは可能ではありますが、例えば鉄が足りないのならばヘム鉄を補給するのが効果的です。不妊治療を謳いながら鍼灸だけを行っている鍼灸院や漢方だけを処方している薬局もあるようですが、栄養不足があるならばまずは栄養是正をすることが妊娠するためには何より効果的です。倉敷市連島にgdmクリニックと連携している小原整骨院がありますが、小原先生は栄養の重要性を認識されており、不妊患者さんをgdmクリニックに積極的に紹介してくださっています。そして栄養是正と鍼灸を並行して行うことで数々の実績を上げておられます。
漢方薬は自然な治療で副作用もなく安全と思われている人も多いと思いますが、生薬とはいえ人間の細胞を構成する成分ではなく異物なので、西洋薬と同じような肝機能障害、間質性肺炎などの副作用が起きることも珍しくありません。一方、栄養療法で用いるアミノ酸、ヘム鉄、亜鉛、ビタミンなどの栄養素は、人間の細胞を構成する成分なので生体内分子と我々は呼んでおり、異物ではないので当然薬のような副作用も起きません。
採卵やホルモン注射のような痛みを伴う処置もないですし、仕事が忙しい方でも通院は3か月に1回くらいですみます。県外の方は遠隔診療も可能です。産婦人科での不妊治療に抵抗がある方、できるだけ自然な形での妊娠を希望されている方、鍼灸や漢方治療を受けても妊娠しない方は是非栄養療法にトライしてみてください。