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日本では乳癌、大腸癌、肺癌の患者さんが増えています。胃癌はピロリ菌除菌によって減少傾向です。これらの固形癌はまずは外科的手術が必要です。進行癌の場合は、抗癌剤や放射線治療などが追加されます。再発は1年以内が多く(胃癌の場合は40%)、大半は3年以内に起きます。5年経過するとひとまず安心と言えますが、乳癌は性質が悪く10年後に再発することも珍しくありません。
再発予防には、抗癌剤治療だけでは不十分と私は考えています。栄養療法を併用すると生存率がぐっとよくなります。ヘモグロビンやアルブミンを高値に維持する、ビタミンAやDによる分化誘導する、グルカン・FK23菌によるアポトーシスを促す、高濃度ビタミンC点滴などを行うこと、などで予後がよくなります。先ほど述べましたように、再発が1年以内に多いので、再発予防には栄養アプローチを行うのは術後すぐに行うことが望ましいです。