blog
今回もNHKのトリセツショーでとりあげられていた話題をとりあげます。かゆみについてです。乾燥肌になると肌が痒くなるというお話でした。確かにその通りです。冬は肌が乾燥する季節です。アトピー性皮膚炎の患者さんも、冬によく悪化すると言う人が多いです。肌が乾燥すると、真皮にとどまっているかゆみ神経が肌が乾燥すると皮膚表面の角層まで伸びてきて痒みが生じるそうです。かゆみ神経が伸びるのは、乾燥によって水分とCaが漏れ出してかゆみ神経の伸びを抑えてくれるセマフォリン3Aが産生できなくなるのが原因とのことでした。
トリセツでは乾燥対策には保湿がするのが有効とのこと。ただ、経験上、保湿をすると痒みが軽減する人と塗ることで逆に痒みが悪化する人がいますので注意が必要です。
ヒートテックを着ると冬場に皮膚が乾燥し痒くなる人が多いです。それを知ってかユニクロも肌に触れる内側は綿のものを最近は発売しているようです。痒み対策としては、肌着は綿製のものを着る、保湿をする、などが即効性があります。ちなみにgdmクリニックの美容液Refeeはアミノ酸がたっぷり含有されているので乾燥対策にお勧めです。しかし、一番重要なのは皮膚を健全化させることと身体の内面から天然保湿因子を作らせることです。皮膚健全化にはタン白質・ビタミンA・ビタミンDなどが欠かせませんし、天然保湿因子を作らせるにはタン白質・ビタミンA・亜鉛などが必要です。