blog

妊娠すると栄養の需要が急増します

妊娠と栄養の関連性について認識していない人が多いのには驚きです。人間の身体は全て食べた栄養でできています。精巣機能や卵巣機能を維持するにも栄養が欠かせません。精子も栄養からできています。活性酸素によって精子や卵子は傷つきますが、活性酸素を消去するにも栄養が必要です。受精するにはエネルギーが必要ですがエネルギー産生するにも栄養が欠かせません。
gdmクリニックでは栄養療法による不妊治療を行っています。人工授精や体外受精をいくらやっても着床しない人がたくさんいますが、それは細胞の栄養濃度の低下が主な原因だからです。不足栄養素を十分量摂取すると殆どの方は1年以内に妊娠します。妊娠が判明した場合に、今まで飲んでいたサプリメントはどうしたらいいでしょうか?と質問されます。妊娠する前よりも妊娠した後の方が栄養の需要がはるかに増えますから、妊娠中こそ栄養素を摂取しないといけないんです、と声を大にしていつも説明しています。最初のころは超音波で豆粒くらいだった赤ちゃんが産まれてくるころには3000gにまで成長するのですから、栄養がたくさん必要なのは当たり前のことだと思うのですが、ピンと来ていない人も結構いるようです。妊娠してもらも3か月ごとに血液検査をして栄養状態をチェックしていくのが理想です。妊娠6か月、9か月で血液データは大幅に変化(栄養不足が顕著)していきます。普通の妊婦検診では貧血の検査くらいしかしないので大半の妊婦さんは自分の状態を知りません。あの血液データの推移をみると、何も対策をしないことに私はぞっとします。赤ちゃんの脳の神経の発達には鉄やビタミンB群が非常に重要です。IQも栄養を摂取しているのとしていなのでは大きな差がでてきます。妊娠は赤ちゃんにとってゴールではなくスタート地点に立ったところです。妊娠中こそ赤ちゃんに必要な栄養の摂取をしっかり行う必要があります。

岡山市、不妊治療、原因不明不妊症対策、体質改善