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米国の健康保険請求データを用いて、葉酸処方薬による自殺企図リスク抑制効果を全国薬剤疫学研究で検討した結果、葉酸処方があった期間552万1597人月での10万人月当たりの自殺事象発生率は4.73、葉酸処方がない期間843万2340人月では10.61だったとのことで、葉酸を飲んでいる方が自殺する数が半分以下という結果でした。
これは当たり前のことで、自殺事象が減ったのはセロトニン合成量が増えたからではないかと思います。セロトニン合成には葉酸・鉄・ナイアシン・ビタミンB6などが必要です。葉酸の処方でなくてもニコンチン酸アミドや鉄剤の処方でも同じような結果になるかもしれません。