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ある看護師さんが栄養と不妊にどういう関係があるのか分からない、と言われました。医療従事者ですら栄養と妊娠の関連性を理解できていない人がいるのなら、一般の人はなおさら認識していないのかなと思いました。人間の身体は全て栄養でできています。性ホルモンも精子も子宮内膜も栄養でできています。ホルモンの中枢である視床下部はストレスや栄養の影響を受けやすく、ホルモンバランスの乱れも栄養不足が関係しています。卵巣機能、精巣機能維持するためにも栄養が欠かせません。受精するにもエネルギーが必要で、エネルギー産生にも栄養が欠かせません。
現代の日本人女性は、痩せの人の割合が先進諸国の中で飛びぬけて多いのです。つまり栄養不足の女性が非常に多いわけです。いい野菜や果物を育てるためにはいい土壌、太陽の日差し、水が必要なのはみなさん知っていますが、人間になると特別だと勘違いするのか栄養など無関係と思う人が少なくありません。妊娠体質になるためには、タン白質・鉄・亜鉛・ビタミンB・ビタミンE・ビタミンDなどが欠かせません。これらの栄養素の多くは肉や魚に多く含まれています。妊娠体質になりたい人は、肉をしっかり食べてください。