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ARTで小児がんリスク上昇

台湾の大学の医師が、妊娠方法と小児がんとの関連について全国規模でコホート研究を実施し、ART(生殖補助医療技術のことで体外受精・胚移植、卵細胞質内精子注入・胚移植、凍結・融解胚移植等の不妊症治療法の総称)による妊娠で生まれた児は、自然妊娠やARTを利用しない方法(人工授精やタイミング)で生まれた児に比べて小児がんのリスクが高かったと報告しています。特に白血病と肝腫瘍のリスクが高かったそうです。
こういう結果になる原因については言及されていません。卵子を凍結するのがよくないのか、ARTを使わないと妊娠できないくらいに栄養状態が悪いことが原因なのかは不明です。今年の4月から不妊治療も保険適応になっており、産婦人科医も患者さんの経済的なハードルが下がっているのでタイミング・人工授精がうまく行かなかった場合、すぐに体外受精を勧めてくるようです。卵巣、卵管、子宮、精子などに特に問題がない場合(原因不明不妊症とか機能性不妊症と言います)は、すぐに体外受精に移行するのではなく、栄養欠損が背景にある可能性が大なので、分子整合栄養医学的な血液検査をお受けになることをお勧めします。栄養欠損による不妊症の場合、半年~1年間しっかり不足栄養素を摂取することで大半の方が妊娠しやすい体質になります。
原因不明不妊症でお困りの方は是非ご相談ください。