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不妊治療ご希望の患者さんの話ですが、産婦人科の検査で夫婦ともに特に異常なしで、タイミングや人工授精をしても妊娠しないので漢方薬局で1年近く漢方薬を飲んだけれど、血液データが逆むしろ悪化したのでgdmクリニックで適切な栄養のアドバイスをしてもらおうと思って受診されたそうです。漢方薬はホルモンバランスを整える、冷えを改善させる、などの作用で過多月経や月経不順を改善させることは可能です。しかし、漢方薬自体には栄養素は含まれていませんので、直接栄養欠損を是正させることはできません。鉄欠乏ならヘム鉄、亜鉛欠乏なら亜鉛を摂取するのが手っ取り早いです。
人間の細胞は全て分子(栄養)でできています。分子濃度の乱れが不調の最大の原因なので、分子濃度を是正させるのが治癒への近道です。不妊の場合は、卵巣維持に必要な栄養素を摂る・子宮内膜の材料となる栄養素を摂る・精巣維持に必要な栄養素を摂る・代謝やエネルギー産生に必要な栄養素を摂る、というのが効果的です。材料(栄養)さえちゃんと摂取すればあとは勝手に臓器・組織・細胞が正しい営みをしてくれて妊娠できるようになります。そのためには、まずは分子整合栄養医学的な血液検査が必要になります。不妊でお悩みの方は是非早めにご相談ください。