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水分・塩分を摂っても治りません

朝起きられない小学生の高学年~中学生・高校生の成長期の児童・生徒につけられる変な病名「起立性調節障害」は、自律神経系の異常で循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患と一般的には考えられています。治療で使われるのが昇圧剤です。また「血液量が少ないので、循環している血液量を増やすために、水分2Lと塩分10gを目安にしっかりと摂りましょう。」という変な生活指導をされることが多いです。
朝起きられない原因は、エネルギー不足なので、塩分や水分を摂っても治りません。ミトコンドリアでのエネルギー産生量を増やす、血糖値を下げない、という栄養アプローチが必要なのです。朝起きられない症状で小児科を受診し、起立性調節障害と診断され、昇圧剤の内服や水分・塩分摂取をしても症状が改善しない場合は、gdmクリニックを受診してください。