望妊治療

先日、ある不妊治療クリニックの横を車で通りすぎたのですが、建物に「望妊治療」と書かれているのに気づきました。なるほど、不妊の不はネガティブなイメージを持つ字なので、ポジティブな望むという字を使うのか、と思った次第であります。
体外受精は今ではメジャーな治療方法になり、不妊外来を受診する敷居もかなり低くなってきていると思います。ただ、安易に体外受精をしすぎではないかと思います。人間の身体の仕組みを理解すれば、まずやるべきことは妊娠しやすい体質に変えることです。人間の身体は全て食べた栄養でできていますので、食生活を見直すことが一番重要です。なかなか妊娠しない人の多くは、卵管などに異常がない機能性不妊症（原因不明不妊症）です。分子整合栄養医学的には、細胞の分子濃度の乱れ（栄養欠損）が最大の原因だと考えています。分子整合栄養医学的な血液検査で不足栄養素を同定し、不足している栄養素を至適量摂取することで、機能性不妊症の多くは妊娠可能になります。
望妊を希望される方は、まずは栄養の見直しをされてください。