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卵巣や精巣機能維持にも栄養が欠かせません

人間の身体は食べた栄養でできています。以前は人間の身体は60兆個の細胞からできていると教わりましたが、最近では37兆個の細胞からできているのではという考えに変わっているようです。いずれにせよ細胞は全て栄養からできていますので、栄養不足によって細胞や組織・臓器の働きは低下します。卵巣や精巣の機能維持にも栄養が欠かせません。男性の場合、ビタミンAやDが不足すると性腺が萎縮し、精子の産生がうまくいかなくなります。ビタミンDが不妊と関連があることは知られており、不妊外来でもビタミンDの貯蔵量を測定し低値の人にはビタミンDのサプリメントを処方しているとことが多くなっています。しかし、いつまで経ってもビタミンAは日の目を見ることなく悪者扱いされています。細胞が正常に分化するにはビタミンAが欠かせないのです。ただ、ビタミンAもレチノイン酸という形で大量に摂取すると過剰蓄積の危険性があるので注意が必要です。gdmクリニックでは天然のビタミンA(レチノール)を使いますので過剰の心配はありません。男性側に不妊の原因がある場合は、精巣機能維持に必要な栄養素が不足しているのかもしれません。