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乳児湿疹対策

生後数か月くらいで湿疹がでる赤ちゃんが多いです。原因は亜鉛不足のことが多いです。お母さんが亜鉛不足だと母乳中の亜鉛が不足してしまいます。赤ちゃんは亜鉛の貯金をもって生まれてきませんので、母乳からの供給が不足すると亜鉛不足に容易に陥ります。亜鉛は細胞分裂に必要な栄養素で、赤ちゃんは猛烈な勢いで成長しますので亜鉛の需要が亢進しています。亜鉛は皮膚の健全化にも必要なため、亜鉛不足の赤ちゃんは乳児湿疹が出やすくなります。長男と次男は妊娠中からしっかり亜鉛を妻が摂取していたので乳児湿疹はでずすべすべお肌でしたが、長女の妊娠中にはまだ分子整合栄養医学に出会っていなかったので母乳中の亜鉛が不足していたせいか長女には乳児湿疹がでました。
乳児湿疹がでるとお母さんはあわてて小児科や皮膚科を受診します。乳児湿疹の機序を理解している先生に診てもらうとステロイドは処方しないはずですが、多くの場合ステロイド軟膏を処方されているようです。ステロイドをそこで塗ると、皮膚萎縮が起き本格的なアトピー性皮膚炎に移行するケースが多いようです。
乳児湿疹予防には妊娠中からお母さんがきちんと栄養を摂っておかなくてはいけません。