blog

更年期でないなら心療内科?

40代の女性で倦怠感、気分の落ち込みなどの症状がでると、多くの人は自分は更年期障害ではないかと思うようです。婦人科を受診し血液検査でホルモンの値が問題なければ、「心療内科に行ってみては?」と医師に言われることがあるようです。更年期に該当しな若年者の場合は、内科を受診し、検査で異常がなければこれまた心療内科の受診を勧められてしまいます。
鉄欠乏の症状は更年期症状と似ています。ホットフラッシュ以外はだいたい同じような症状を訴えます。婦人科医に限らず分子整合栄養医学の勉強をしていない医師は、鉄欠乏で気分の落ち込み、倦怠感などの症状がでることを知りません。
またホルモンの数値から更年期と診断された場合は、ホルモン補充療法を勧められることが多いですが、血栓症や乳がんなどのリスクが高まるのであまりお勧めできる治療ではありません。倦怠感、気分の落ち込みなどの症状が出た場合は、分子整合栄養医に相談していただくことをお勧めします。