blog
今まで2冊の本を出版させてもらっています。本を書くメリットは何点かあります。①原稿を書くにあたり疑問な点が出てきますが、本で調べたり師匠に質問したりして、知識の整理ができ勉強になります。②宣伝ツールになります。TV出演は一時で終わりますが、本だと形に残ってくれます。③普通宣伝するにはお金がかかります。自費出版もお金がかかりますが、出版社からの依頼で本を書く場合は、お金を払う必要はなく逆に印税がもらえます。
医者や芸能人の書いている本の多くはゴーストライターが書いているようですが、私は2冊とも自分で書きました。「ある医療ライターから企画を持ち込まれ、〇〇先生のあの本は私が書きました。ある程度内容を言ってくれたら私が書くので、その代り印税を何割か私にください。」みたいなことを提案されたことがありますが、自分で書けるので結構です、とお断りしました。
TVを観たと言って来た患者さんは、栄養療法のことを理解していないので1回受診したら終わりですが、本を読んで受診してくださった方は、栄養療法の概要を理解しているので定期的に通院される方が多いです。
世間ではあまり知られていない病気の根本的な治療方法を知ってもらうには本という形で情報発信するのはいい手段だと思います。鉄欠乏によるうつ症状、機能性低血糖症、起立性調節障害、機能性不妊症などは、栄養療法でしか根本的に改善しません。何かいい題材があればまた本を書いてみたいな思います。