消化吸収されないと意味がない

ｇｄｍクリニックを受診される方の中には既にサプリメントを飲まれている人が少なくありません。プロテイン、鉄、ビタミンＣなどを飲んでいる方が多いです。プロテインもピンからキリまであり、市販のものは治療用に設計製造されていませんので、分子量が大きい・必須アミノ酸の配合バランスが悪い、飲みやすくするために甘みを添加している、などの問題点が多いです。プロテインはアミノ酸が数百個つなっがたものですが、胃酸や消化酵素でアミノ酸まで分解されて小腸から吸収されます。分子量の大きい粗悪なプロテインはアミノ酸までうまく分解できないので吸収率が悪くなります。胃酸分泌が少ない人、消化酵素をちゃんと作れていない人（消化酵素もタンパク質から合成されます）もプロテインや肉をきちんと消化できません。プロテインも飲んでいても血液データがよくないのは、こういった理由からです。
対策としては低分子加工しているプロテインを選ぶ、タンパク質の分解酵素プロテアーゼ含有の消化酵素のサプリメントを併用しながらプロテインを飲む、といった感じになります。