不妊治療には栄養療法が必須です

卵巣、卵管、子宮に特に問題ないけれど妊娠しないケースが少なくありません。原因がはっきりしない不妊症のことを機能性不妊症とか原因不明不妊症といいます。原因不明不妊症の場合、最初に何度かタイミング療法をしますが、妊娠しない場合は人工授精を勧められます。そして人工授精を何度かしても妊娠しない場合は、体外受精に移ります。
原因不明不妊症といいますが、原因は必ず何かあるはずで、分子整合栄養医学的には細胞の分子濃度の乱れ=栄養欠損が主な原因であると考えています。最近では不妊治療する産婦人科でもサプリメントを併用しているところが多いですが、栄養不足が関係していると思っているから産婦人科医もサプリメントを勧めるのだと思います。しかし、分子整合栄養医学の勉強を専門にしていないので、処方内容やサプリメントの内容に問題があることが多く、あまり妊娠に結びついていないように思います。餅は餅屋というようサプリメントによる治療も簡単なように見えて実はいろいろとコツがありますので、経験豊富な分子整合栄養医にまかせていただいたほうがいいのです。
日本人女性は痩せの人の割合が先進国の中でも多く栄養欠損状態にある人が少なくありません。脂肪がついているから栄養は足りていると思うのは早計で、脂肪がつくのは炭水化物の摂り過ぎでタンパク質・ビタミン・ミネラルは不足しています。原因不明不妊症でお悩みの方は、人工授精や体外受精をする前にまずは栄養状態の是正をされたほうが早く妊娠することが可能ですので、是非ご相談ください。