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女性は月経があるため貧血の人が多いです。医者も女性の貧血は珍しくないので、軽度の貧血なら積極的に治療しようとしません。実は、子どもの多くも貧血なのですが、子どもはあまり採血する機会がないので認識されていないだけです。子どもの場合は、身体が成長するためにタンパク質や鉄が多く利用されて貧血になりやすいのです。
貧血=鉄を摂ればいいと考えている人が多いですが、ヘモグロビンは鉄だけではなくタンパク質、ビタミンB群なども材料として必要です。病院での治療も鉄剤の処方をするのみで、タンパク質をしっかり食べましょうという指導はなされません。また、保険で処方される鉄剤は無機鉄なので、フェントン反応を引き起こして活性酸素を発生させるので胃痛・嘔気・便秘・下痢などの胃腸症状を引き起こしてしまいます。注射の鉄はもっと危険で臓器に鉄が沈着してしまいます。
貧血の治療は、ヘム鉄とタンパク質、ビタミンB群などの摂取で行うのが望ましいです。鉄剤が副作用で飲めないという方は分子整合栄養医にご相談ください。