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朝起きられない、身体がだるい、意欲が湧かない、頭やお腹が痛い、などの症状で登校できない児童生徒が少なくありません。こういう症状で小児科を受診すると起立性調節障害と診断され師血圧を上げる薬を処方されます。しかし、薬を飲んでも症状は改善しません。アプローチが正しくないからです。原因はエネルギー不足にあります。成長期は、骨が伸び体格が大きくなりますが、そのために鉄やタンパク質などの栄養の需要が亢進します。ミトコンドリアでエネルギーを産生して生きていますが、エネルギー産生に鉄やビタミンBが必要になります。また代謝には酵素が必要ですが酵素の基質はタンパク質、補酵素にビタミンBが必要です。起立性調節障害を発症する時期はだいたい、小学5年~中学・高校のころで成長期に一致します。女子の場合は月経が始まると鉄が不足していきます。
原因に応じた治療を行わないと治るものも治りません。一般的な小児科医は、エネルギー産生低下が原因と認識していませんので診断治療がうまくいきません。栄養欠損で生じている症状や疾患の治療は分子整合栄養医に相談されるのがよいです。