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分子整合栄養医からみて正しくない診断・治療をなされている疾患がいくつかあります。起立性調節障害(朝起きられず登校できない)、うつ症状、皮膚炎、不妊症などがその代表格です。原因を正しく同定することが根本治療の第一歩になりますが、先ほど挙げた病名は原因を正しく同定されていません。今日は起立性調節障害について書きますが、そもそも診断名がダメです。自律神経の関係で血圧が下がるから朝登校できないのではありません。精神的に学校に行くのが苦痛で登校できない場合を除き、朝起きられない・登校できないのはエネルギー不足が主原因です。ここを間違えるから、飲んでも効かない昇圧剤を処方されるわけです。
思春期には体格が大きくなるので栄養の需要が亢進します。食事に問題がある子は、この思春期に一気に栄養欠損に陥り、倦怠感・易疲労・頭痛・意欲の低下などが出現します。栄養欠損以外で多い原因は機能性低血糖です。糖質の摂り過ぎ、タンパク質の摂取不足などが原因の現代病です。
朝起きられない、意欲がでない、すぐ疲れる、といった症状は栄養欠損の可能性が大です。一般的な病院での血液検査は栄養不足をチェックする目的で行われていないので適切に診断されません。分子整合栄養医による血液データの解析と適切な栄養処方で根本的な問題を是正しますので、大半の方は元気に登校できるようになります。お困りの方は是非ご相談ください。