栄養療法はコスパのいい不妊治療です

日本人の体外受精の成功率は諸外国に比べるとかなり低いそうです。理由は日本人女性に痩せている人が多い=栄養欠損の人が多いからだと私は思っています。栄養欠損を放置したまま体外受精をしても成功率はかなり低くなります。体外受精は成功しようと失敗しようと高額な費用がかかります。
栄養療法では、血液検査で不足している栄養素を不足の程度に応じてオーダーメイド式に処方します。ですから不妊といっても飲んでいただく栄養素の種類や量は人それぞれ違います。少ない量をちびちび飲んでも細胞・組織の分子濃度は是正されませんので治療効果もでません。ですから摂取する量、つまりサプリメントの含有量が重要になります。ドラックストアやネットで売っているサプリメントは治療用に設計製造していませんので含有量が少なすぎます。含有量が少ないので当然値段も安いです。栄養療法で用いるサプリメントは、治療用に設計製造されていますので含有量が全然違います。当然値段も市販のものよりかなり高くなりますが、グラム換算すると割安ではあります。市販のサプリメントの感覚で治療用のサプリメントの値段を聞くをすごく高く感じるようですが、全く別物なので比較すること自体が間違いです。栄養欠損の程度によりますが、月に２～３万円前後くらいの費用がかかりますが、１年摂取する金額と体外受精の１回の金額はほぼ同じだと思います。適切な量を１年間しっかり摂取すると半数以上の方が妊娠されています。
栄養療法は妊娠しやすくなるだけでなく、肌の調子が良くなる、倦怠感が改善する、などのおまけもついてきます。決して高い金額ではないと思います。不妊治療をされるなら是非とも栄養療法も併用されることをお勧めします。

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