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先日林修先生のTV番組でプロテインが取り上げられていました。都会の意識高い系の人にはプロテインがブームだそうです。番組出演者のアイドルの方たちも1日に何度もプロテインを飲んでいると言っていました。コンビニには高タンパクな惣菜がいろいろあったり、お手頃価格のプロテインバーなども充実しているとのこと。分子整合栄養医学でもプロテインの重要性を説いてきています。私も患者さんにもタンパク質をしっかり食べましょう、食事で無理ならプロテインを飲んでください、とよく説明しています。しかし、プロテインは飲みにくい、太るのではないか、などの理由で継続してちゃんと飲む人が岡山では少ないです。
タンパク質は基本中の基本の栄養素です。粘膜、皮膚、臓器、毛髪、筋肉、骨、血管だけでなく、血液、免疫細胞、抗体、酵素などの材料としても重要です。またいろいろな栄養素や薬もタンパク質に結合して全身に運ばれます。ですから、タンパク質不足ですとサプリメントや薬の効果がきちんと発揮されません。太る原因=脂肪に変わるのは糖質であってタンパク質ではありません。また代謝に必要な筋肉や酵素の材料なので、タンパク質をしっかり摂らないと脂肪が燃焼しにくくなります。
プロテインにもピンからキリまであるので、どれを選ぶか迷う人も多いと思います。私がお勧めするのは、①プロテインスコア100、②吸収しやすいように低分子加工している、③飲みやすいように甘み(糖を加えていない)をつけていない、といったものになります。ただ、市販のものではここまで考えて設計製造しているものはないと思いますので、プロテイン選びは分子整合栄養医に相談するのがよいかと思います。